「Stay hungry,stay young」

中国よもやま話

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏の有名な言葉に

「Stay hungry, stay foolish(貪欲であれ、愚直であれ)」

というものがある。

ベンチャーを志すヒトならば、一度は耳にしたことがあるだろう。

この言葉を座右の銘にしている起業家も少なくない。

AIによるパーソナル・レコメンド機能を強みとして

ニュースアプリ「今日頭条」、動画アプリ「TikTok」をはじめ

数十にのぼるサービスを展開する

現時点における世界最大のユニコーン企業、

中国のByteDance(バイトダンス/字節跳動)

その創業者である 張一鳴(ジャン・イーミン)氏もその一人だ。

彼は、単語を修正して、こう言っている。

「Stay hungry, stay young(貪欲であれ、若々しくあれ)」

張氏は、この「Stay hungry, stay young」の価値観を

社内に植え付けている。

なぜ「Stay young」を重要視するかと言えば

それは、スキルと熱意を向上させ続けるために不可欠だからだという。

張氏は、

かつて自身よりも優秀だった人材の多くが

10年後に平凡な人材に成り果てている様子を目の当たりにしてきたという。

大企業、なかでも中国の銀行に就職したヒトの多くは

政府の補助を利用して家を買い、良い暮らしを手に入れることができる。

だから、高い目標を設定せずに、苦労を嫌い、楽を覚える。

そうした年齢の重ね方をしてしまうことによって

スキルと熱意を大きく低下させていく。

ビジネスパーソンは誰しも

自身が身を置く環境によって、

あるいは

自身の周りにいるヒトのレベルやタイプによって、

ヒトのスキルと熱意は良くも悪くも影響を受けやすい。

だからこそ

「Stay hungry, stay young」の環境を整備しておくことを重要視している。

バイトダンスは、ルールや常識、慣習に縛られずに

洗練されていなくとも熱意に満ちて、

次のビジネスに取り組んでいける環境を整え、飛躍を続けていっている。

「Stay young(若々しくあれ)」を体現し続けるためには、

「もう大人になれよ」

「いつまでも青臭い」

なんていう、言い訳台詞を口にしてはならない。

「Stay young」できているか、自問自答。

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