空間の売り方

中国よもやま話

子供がいる家庭にとって

ショッピング施設にあるキッズパークは

実にありがたい存在である。

いろんな遊具で遊んで走り回れるし、

同年代と一緒に(見よう見まねで)はしゃいでくれるし、

空間内にいてくれて、迷子になるリスクもない。

中国で、自宅付近のキッズパークに連れていってみると

遊具の充実ぶりと、空間の広さに驚く。

一般的な日本のキッズパークの水準は、明らかに超えている。

そして、親同伴必須で、

1Dayで48元(約800円)だ。

親は無料である。

日本ならば

子供が30分500円、親も追加料金、が当たり前である。

中国と比べてみると、ひどい話だろう。

キッズパークから考えを広げてみると

日本における「空間の売り方」は

世界から見れば、明らかに非常識だ。

例えば、ホテル。

アメリカでも、ヨーロッパでも、NZでも、中国でも

世界では「部屋あたりの料金」だ。

「人あたり」で、人数分の料金をむさぼり取るのは、日本だけである。

海外では

追加ベッドの料金はあっても

基本は、ベッドの数だけ、何人で部屋を使っても

料金は一律だ。

あるいは、カラオケ。

これだって、海外では部屋ごとの料金請求が当たり前だ。

人数分で、過大に請求するルールがあるのは日本だけである。

キッズパーク、ホテル、カラオケ…

日本で「当たり前」とされている

料金制度は、

日本だけの当たり前であって、

世界では、明確に、「非常識」だ。

「異常」、「クレイジー」と言っても大げさではない。

しかし

日本しか知らない/日本しか見えていない/日本しか考えていない

ヒトと組織では、いつまでたっても

この異常性に気づくことはできない。

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