最恐のマーケティング

マーケティング小話

「アンパンマン」が生まれたのは1970年ごろの話。

それから実に50年。

半世紀が経つが、いまでもアンパンマンはバリバリの現役である。

保育園や幼稚園で、子供たちは必ずと言っていいほど

アンパンマンを好きになる。

子供たちにとって、アンパンマンはまさしく友達だ。

なぜ必ず子供たちがアンパンマンのユーザーになるのかを考えてみれば

それは、園の絵本やおもちゃ、遊び道具として

アンパンマンが深く入り込んでいるからに他ならない。

ディズニーやポケモン、スヌーピーよりも、圧倒的にアンパンマンがいる。

安い、飽きが来ない、もともと絵本から始まったコンテンツ、

こんなところが、アンパンマンの強みだろうか。

自然に、無意識的に、子供は一時期、誰もがアンパンマンと友達になって育つ。

もはや、刷り込みと言ってもいいレベルでの浸透具合だ。

そして、園で友達になったアンパンマンの絵本やおもちゃを家でも欲しがり、

休日にはアンパンマン・ショーに出かけ、友情を深めていく。

親にとっては最恐のマーケティングが、身近に潜んでいる。

ユーザーをしたたかに取り込む「関所」が、園に仕掛けられている。

「関所」という意味では、実は色々なビジネスの参考になる事例だったりする。

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