需要予測なんて、もうあったもんじゃない

マーケティング小話

「wind and sea」というブランドが人気だ。

毎週土曜といってもいい頻度で、限定商品が発売され、いつも即完売している。

人気スタイリストが手掛けるブランドのため

多くの芸能人が着用していることが人気の要因のひとつになっているのは間違いない。

(新木優子、沢尻エリカ、キムタク、等)

ただし、「即完売=即転売」という現実には注意しなければならない。

限定商品は、店舗では長蛇の列ができるし、ネットでは秒殺で完売だ。

しかし、即座にメルカリ上に出品されていく。

5,800円のTシャツは、10,000円弱で売れていく。

8,800円のロンTは、13,000円弱

12,800円のパーカーは、15,000円弱といったところだろう。

転売ヤーからすれば、1つ買って、メルカリで売れば、3,000円程度の実利があることになる。

メルカリでの転売の良し悪し、はひとまず置いておいて

問題は、アパレルショップ側の需要予測が成り立たない点にある。

転売目的の買い占めは、見境がなく、異常値であり、予測できない。

それは、中国人によるオムツやめぐりズムの買い占め(中国で転売)や

映画グッズ、ライブグッズ、など至る所で目にするようになっている。

アベンジャーズ・エンドゲームの公開初日、初回上演前に

グッズ販売の列に並んでいると、前のサラリーマン風の中年が

限定プログラムを3万円分も買い占めていた。

それは、魂胆が自明すぎるのだから、もはや売ってはならないだろう。

(彼は、映画は観ずに、大量のプログラムをもって劇場を去っていった)

「転売」を利用するか否か。

「転売」を需要予測に含めるか否か。

気持ちとしては規制したいが、

現実としては、転売需要ありきで、ビジネスを組み上げなければならない。

ビジネスパーソンは、自社製品やライバル製品について

メルカリでの動向をチェックする習慣もつけておくべきだろう。

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