上海浦東国際空港で
飛行機が下降し始めると、すぐに変化に気づいた。
2年前と比べて、明らかに空気がきれいになっている。
スモッグ感、ガスってる感じが
明らかに改善されている。
上海から車で3時間の江蘇省南通市にいても、
(0ではないが)ガスっている感じは少なく、景色はきれいだ。
環境汚染のストップ、クリーン化への方向転換
これらは、社会主義ならではの剛腕ぶりだ。
工場の強制停止、
自動車の利用規制(今日は奇数ナンバーのみ、明日は偶数ナンバーのみ、とか)
など、政府の決定は絶対だ。
社会主義が、良い方に作用している。

中国と言えば、不動産バブルだが
(上海市内では、月20万円でも、まともな部屋は借りれない)
(週20万円、というレベルだ)
(地方都市で、東京23区内と同レベルと考えて良い)
上海は現在、
市民カードを持っていなければ、不動産の購入が禁止されているという。
そうして規制しなければ、
激しすぎる不動産投資の高騰を止められないからだろう。
つまり、上海市政府によって
バブルがはじけないようにコントロールされているのだ。
「中国バブルは、もうすぐ弾けるよ」
「中国経済が好調なのも、あとわずかだよ」
そう口にする経営者・学者に大勢会ってきた。
5年以上前から。
もう、5年~10年、そう言われ続けて
現実にはなっていない。
つまり
彼らは、中国政府を、社会主義を、理解できていなかったということだ。
中国において
「政府は絶対」だ。
そして、中国政府は現状把握、中長期計画、実行、
すべてにおいて馬鹿じゃない。
日本政府と比べれば、はるかに高い成果を実現してきた
「強く賢い政府」であることは疑いようがない。
(だからこそ、アメリカ政府は恐れているし、潰そうとしている)
(逆に言えば、アメリカ政府は、日本政府なんて、恐れていない)
社会主義ならではの強み、を理解するためには
まず
社会主義に対する偏見、は捨てるべきだ。
実際に、万能とは言わずとも、中国ビジネスは強力なのだから。
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