公開から88日間で、世界歴代最高となる興行収入へ!
待ちに待ったその日が、ついにやって来てくれた。
『Avengers: Endgame』が、
『Avatar』が238日間かけて積み上げた27.88億ドルを、ついに突破した。
これで名実ともに、世界一の映画コンテンツである。
(アメリカ国内では、『スターウォーズ フォースの覚醒』が圧倒的な記録を持っている)
(個人的には、『Avengers: Endgame』におけるRDJの演技
特に宇宙帰還後、最終決戦での熱演は、
賞レースに絡んでもいいと思っている)

『Avengers: Endgame』は『Avatar』に比べて、
① 上映期間が断然に短い(88日 vs. 238日):約1/3の期間
② 上映時間が長い(3h2m vs. 2h42m):上映回転数が遅い,敷居が高い
③ 鑑賞料金が安い(2D vs. 3D):平均単価が700円以上低い
この3条件を踏まえれば
いかに『Avengers: Endgame』が規格外か、
いかに奇跡的なヒットを記録したのか、
分かるはずである。
しかも、これはシリーズ22作目という敷居の高さであり
(「初見者お断り」感がすごく強い)
すぐに続編となる『Spider-man Far From Home』を上映しているのだ。
(一般的に、消費者が、年間に映画館に足を運ぶ回数には制限がある)
(『Spider-man Far From Home』も10億ドル規模の大ヒット中)
そして、MCUはまだ終わりではない。
確実に『Endgame』でひとつのピークを迎えたが、すぐに再点火される。
2020年からは、次のPHASE 4へ。


2020年
5月 映画『BLACK WIDOW』(国際スパイ・スリラー)
秋 ドラマ『THE FALCON AND THE WINTER SOLDIER』(Disney+/2代目キャップ)
11月 映画『ETERNALS』(宇宙群像劇/アンジェリーナ・ジョリー参戦)
2021年
2月 映画『SHANG-CHI』(初のアジア系ヒーロー/トニー・レオン参戦)
春 ドラマ『Wanda Vision』(Disney+/次の映画に続く話)
5月 映画『DOCTER STRANGE Multiverse of Madness』(ホラー/ワンダも登場)
春 ドラマ『LOKI』(Disney+/歴史ドラマの側面も)
夏 アニメ『WHAT IF … ?』(Disney+/もしもシリーズ)
秋 ドラマ『hawkeye』(ホークアイの継承)
11月 映画『THOR Lover and Thunder』(ナタリー・ポートマン復帰/the female THORに!)

なんと、2020・21年で10作品(映画5作、ドラマ5作)である。
この「飽きさせない」「落ち着かせない」ように
畳みかけるリリース・ラッシュには度肝を抜かれた。
映画だけでなく、徹底的に、MCUファンをDisney+に登録させるつもりだ。
Tony=RDJ、Cap=クリス・エヴァンスという2枚看板が引退した席には
アンジェリーナ・ジョリーとナタリー・ポートマンという
女性スターが入ってくる。
これは、Hollywood、アメリカにおける「ME TOO」の流れは勿論あるだろうし、
ただ、考えてみれば、ヒーローの男女比は、これでようやく1:1に近づくだろう。
IRONMAN、CAP、THOR、HULK、HAWKEYEと男性ヒーロー5に
BLACK WIDOWの女性ヒーロー1だったのだから。
SPIDER-MAN、BLACK PANTHER、DOCTOR STRANGE、FALCON、WINTER SOLDIERというまだまだ厚い男性ヒーロー陣に
CAPTAIN MARVEL、WANDAにアンジー、ナタリーが加わるようなものだ。
特に、ナタリー・ポートマンが雷神として暴れる姿は
非常に、非常に観たい。楽しみだ。
さらに、上記10作に加えて
『BLADE』リブート版
SONYが権利を持つ『SPIDER-MAN 3』
『GOG 3』
『CAPTAIN MAEVEL 2』
『BLACK PANTHER 2』
『X-MEN』リブート
『Fantastic 4』リブート
そして『AVENDERS 5』と、待機コンテンツが目白押しだ。
『Avengers: Endgame』を超えるムーブメントは、ありえないと思う。
しかし、「ありえない」を何度も突き破り、実現させてきたのがマーベルだ。
MARVEL(驚異)の更なる快進撃を期待したい。
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