想像は、すべて創造できる

マーケティング小話

「こんな便利なものがあったら」

「こんなすごいモノがあったら」

「こんな未来があったとしたら」

多くの「if」を思い描き、空想し、妄想し、

そうした想像を実現させて、

現実に創りだしてきた結果が、2019年の私たちの現在地となっている。

それこそ、大昔にさかのぼれば

すべては人力、徒歩、手動、マニュアル、アナログだった。

それを、道具を発明し、改善し、機械を製造し、

自動化、電子化と進めてきた世界に囲まれている。

電子レンジ、冷蔵庫、全自動食器洗浄機、全自動洗濯機…

自動車、電車、新幹線、コネクテッド・カー、全自動運転カー…

「現在の当たり前」は、一昔前の想像の産物だ。

だから、「次の当たり前」も、想像から生まれてくる。

SF(Sience Fiction)の映画・小説・漫画は、

想像の宝庫である。

『IRONMAN』(2008)を観てみれば、

ジャービス,フライデー,カレン,イーディスと

疑似人格を備えたAIが、相棒として当たり前に存在する世界が描かれている。

(ちなみに、ジャービスは男性、残り3名は女性)

(iPhoneのSiriに「JARVIS」と話しかけると、粋な返答が用意されている)

IRONMANのスーツは、主人公が

ロボット・アームや、AIと、協力・分担して創りあげていた。

そこで描かれた「近未来」は、すでに「現実」のものになっている。

一般消費者が、スマートスピーカーAmazon Echoに

「アレクサ(Alexa)、明日の天気を教えて」と話しかけながら

料理や洗濯をする光景は、当たり前になっている。

(少なくとも、北米の家庭では)

『SPIDER-MAN Far From Home』を観た人たちならば

ドローンやホログラム技術の「近未来」を目の当たりにしたことだろう。

この「近未来」は、すぐにでも「現実」になりうるものだ。

そして、そのときには、

世界のドローン市場で8割のシェアを握っている中国のDJI社が

とてつもないマーケットを牛耳る姿が見られるはずである。

そうした「想像」の果てには

『攻殻機動隊』の未来が控えている。

いわゆる、ヒトの脳の電子化だ。

その未来では、語学力や専門技術という概念は消滅する。

専用ソフトを、脳にインストールすれば、すぐに習得できるからだ。

『MATRIX』の、ヘリの操縦技術・知識をインストールするシーンは

まさしくソレだ。

(『MATRIX』は、攻殻機動隊にインスパイアされたことを明言している)

現時点でさえ、リアルタイムの自動翻訳装置を駆使すれば

語学力という壁は、比較的容易に乗り越えられるようになりつつある。

だから

想像は、創造の源となるのだから

もっと想像に取り組むべきだ。

そして、「次の当たり前」を目指す取り組みを笑うべきじゃないし、

阻害すべきじゃない。

ロケット旅行でさえも

破壊的イノベーションとして、「次の当たり前」になりうるものだ。

笑っていたら、追い抜かれて、取り残されてしまう。

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